辻褄が合う・・・意味は一貫すべき物事の筋道。
こと患者さんは辻褄の合わない治療を受けるケースが多い。
十数年前から肩こりがひどい。
長く立っていると足の裏が痛くなる。
あごが痛い。
片頭痛がする。
仰向けに寝れない。
疲れやすい。
歩くとふくらはぎが張ってくる。
朝起きると、腰が重い。
これは一人の患者さんの症状です。
こうなったらどこの病院へ行けばいいんでしょうか?
肩こりや腰や足の痛みは整形外科へ。
顎は矯正歯科へ。
片頭痛と疲れは内科でしょうか?
ほとんどの病院で言われることは「なんともないので、とりあえず薬だしときましょう。」
「なんともない。」
患者が症状を訴えているのに、「なんともない。」
症状があって辛いから、医療機関を訪ねているわけで。。。
なんともなければ行きません。
どうして人を、患者さんを診ないんでしょうか?
手当てとは正に手を当てなければできません。
レントゲンには写らないものが沢山あります。
人はいろいろな側面を持っています。そして、色々な要素によって作られています。
「木を見て森を見ず。」
今まさに、この視点が必要とされています。
症状は意味もなく発生しません。これは身体が異常を訴えているのです。
そのサインを筋道を立てて考えればおのずと答えは出てきます。
辻褄の合う治療をするためにも、東西医療の融合が急務になっているのでは・・・?