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風邪予防を考える


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今日も底冷えのする仙台です。最高気温も昨日より8℃も低いそうです。
外を歩いていると頭が”キーン”としてきます。

そんな中で今年は関西のほうでノロウイルスが大流行だそうです。ノロウイルスとは簡単に言うとお腹を壊す病原菌です。東北地方でも風邪は大流行です。お腹に来るという人も少なくありません。

「カゼ」とは「風邪(フウジャ)」と書きます。漢方で正確に書くと「風寒邪(フウカンノジャ)」となります。つまり、冷たい風と寒さが邪気となってからだの中に入ったことを意味します。

身体の中に入るには皮膚を通らなくてはなりません。皮膚は皮膚呼吸をしたり汗腺の開け閉めをして体温の調節をして冷たい風や寒さから身を守っています。そしてもうひとつ外界と通じている内側の皮膚というものがあります。これは胃や腸の粘膜です。

???

納得いかない方は良く考えてみてください。我々の体は口から始まって肛門までつながっている一本の管が通っているパイプのようなものです。ですから外側の皮膚と内側の粘膜はつながっているわけです。

よく胃腸の調子が悪いと口角炎や顔に吹き出物ができたりしますね。これは内側と外側が密接な関係にあることを示しています。そしてこの内側の皮膚=粘膜は免疫機能の大部分を占めているわけです。

ゆえに内側の皮膚の弱りは外側の皮膚を弱め風邪、寒邪にやられて風邪を体内に引き込む、いわゆる風邪をひくという言葉はここから来ているそうです。

ですから昔ながらの日本人の智恵として乾布摩擦で皮膚を鍛え、塩水でうがいをして調子の悪いときはおかゆと梅干で横になる。これが立派な風邪予防となるわけです。

先日も書きましたが暴飲暴食を避け胃腸に負担をかけないようにして健康なお正月を迎えましょう^^ちょっと強引な考え方でしょうか?でも、結構面白いでしょ。。。

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by abehari | 2006-12-08 23:03 | 季節の養生法