本日も仙台方面は晴天です。
朝は冷えますが、日差しはだいぶ暖かくなりました。
春はもうすぐそこまでです。
花粉症の人は大変な季節ですね。
abehariは仙台にもどってから治ってしまいました。
でも、あのつらさは分かりますよぉ^^;
さて今日の仕事ですがとても印象的な患者さんがいらしたので・・・
10:00
20代・女性・医療関係
症状が
①背部痛
②臀部~下腿にかけての重ダルさ
③肩甲間部の痛み
④肩こり・片頭痛
⑤生理不順
⑥末端冷え症
⑦両前腕痛
⑧胸脇苦満
さぁ~、どうしたものか。
①,②,③,④,⑧は姿勢の改善が見られれば行けそうなかんじでしたので、
調整から入りました。
検査の結果は極端な骨盤の前方転位がありそうです。
肩の巻き込みもひどく肩峰(肩の先端)の位置が耳の前に来るほどでした。
治療中の問診の中で尾底骨の骨折の話しがでてきました。
ここがポイントです。
二足歩行をする人間にとって、積み木のように重なった背骨のバランスとっているのが
骨盤です。
バランスをつかさどる骨盤に、骨にっとて最大のダメージである骨折をしていると言うのが、
大きな姿勢の崩れを引き起こしてるのではないか?と考えます。
加えて新体操をしていたのでとても可動域の広い関節を持っています。
よく動く関節とバランスの取りづらい骨盤。。。
手ごわそうです。
案の定、姿勢調整をしていて珍しく身長が縮みました。。。。
うーん・・・
推察するに、肩峰(肩の先端)位置が耳よりも後ろに下がってきたので骨盤は起きてきたように思います。ただ、腰のそりがまだ強いので、背骨が正常な
”S字カーブ”を描かない状態ではないかなと、考えます。
やはり、尾底骨骨折の影響があるのでしょうか?
次に、冷えの症状に着目しました。
コレは生理が非常に不順と言うところからです。
冷えとは、簡単にいうと体の末端に血液がいきわたらない症状です。
女性の場合は血液の分配に生理が大きな影響を与えます。
生理の状態を安定させないことにはうまく血液をめぐらすことが出来ないので、同時進行で治療します。
今回はお腹と下腿を中心にお灸をしていきました。
最後に両腕の痛みです。単純な腱鞘炎とも違うようで、橈骨神経にそって痛みが走っているようで・・・でも麻痺や筋萎縮があるわけではないんです。
知覚も正常です。
ただ握力が右が一桁、左も十数キロといった状態?
筋肉や神経と言うよりも経絡(ツボ)の流れを意識して鍼を刺しました。
今回は大腸経を攻めてみましたが・・・またしても予想外の結果だ。。。
一桁だった右が少し改善したんですが、良かったほうの左が減少してしまいました。
う~ん・・・アプローチが悪かったのか?難問です。。。
とりあえず今日はここまで・・・所要時間3時間の治療でした。
もう一回、作戦を検討して再チャレンジと行きたいところなんですが。
人の身体って難しいです。まさに小宇宙。。。まだまだ修行が足りないですね。
付き添いのJさんありがとうございました。明日から楽しんできてください^^
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