これから、日々の治療のなかで皆さんの参考になりそうな症例を紹介していきたいと思います。
いつまで続くか解りませんがよろしくおねがいします。
さて、第一弾の今日は「首のハリとそれに伴う腕のシビレ」です。
患者さんは30歳男性・「首のハリと左腕のシビレ」が主な症状です。今回が初診です。
いろいろお話を聞いているうちにバイクレース暦8年・自分でも猫背が気になる。という2つのキーワードが出てきました。ちなみに26歳でバイクレースは引退しています。
「バイクレース」というところからかなりくびにダメージを負っていること・猫背というところからすでに支正全般の崩れが予想できました。
検査の段階で前屈が床から-50mm・後屈には抵抗感なし・股関節屈曲テストでは左に抵抗・頭頚移行部回旋テストも左に抵抗という結果でした。
このことから骨盤の後方転位と体幹の左側へのねじれがみられます。
最初はこの身体のアンバランスを修正し骨盤を正常に近い状態にもっていきました。修正後は前屈テストが-10mmになったことから骨盤が前方に転位したことが伺えます。
土台となる身体のほうを整えてから次は局所治療に入ります。
頚椎周辺の触診中に第7頚椎付近に強い硬結がみられたのでハリは使わずに高周波治療器により周辺組織の緊張緩和をこころみました。
15分ほどの施術後に患部の緊張緩和と腕のシビレが軽減してきたので今日の治療は終了となりました。
最後はウォーターベットマッサージ機で治療による心の緊張をほぐし、コーヒーを一緒に飲みながらゴルフの話で盛り上がりました。
今回の治療は一様の効果が見られましたが、今後も週1回ほどの治療でさらに状態を良くして行きたいと考えます。
と、こんな感じのレポートですがいかがでしょうか?どうも仕事の話は堅い表現になってスイマセン。ご質問等あったらコメントください。